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FX業者の破綻に注意

近年、規制の緩和などもあり、個人で資産を運用する人が増加してきた、そんな中、注目を浴びつつあるもののひとつがFXだろう。

FXとは、外国為替証拠品取引、と呼ばれるもので、保証金を業者に預託し、通貨間の売買を行い、差益を得る取引のことを言う。「外貨証拠品取引」などともいう。

小額の保証金でできることもあり、少ない予算で始められるうえ、FXによって莫大な利益を得た人などの話がメディアなどで取り上げられる機会も出てきたことで注目を浴びている。

ほかの資産運用に比べて敷居が低い印象があることから、はじめる人も増加傾向にあるFXだが、注意しなければならないこともある。それは保証金を預託するFX業者の破綻である。業者の破綻によって取引が凍結されるだけでなく、最悪の場合、預託した資金が戻ってこないということもありうる。2005年7月に施行された「改正金融先物取引法」により、悪質なFX業者が減り、被害の数は減ったものの、安心できると思っていた有名なFX業者が破綻する、といった事態も多く起こっている。

その代表的なものが「REFCO(レフコ)」の倒産だろう。

米先物業界の大手業者だったレフコが2005年10月に経営破綻。負債の総額は486億ドルにも達し、アメリカ企業史上4番目の規模の経営破綻として業界に大きな衝撃をもたらした。投資家の資金も凍結、日本人投資家にも大きな影響をもたらした。

「エフエックス札幌」の破綻も記憶に新しい。「債務超過解消のめどが立たないため」を理由に顧客の取引内容を矯正決済し、取引業務を停止。顧客からの返金要請にも応じてないという。

また、エフエックス札幌の破綻に続くようにして起こった「アルファエフエックス」の破綻もFX業界に衝撃をもたらした。この業者の場合、金融庁が社長や役員などと連絡が取れない状況に陥っており、夜逃げ同然の破綻ではないかということで、保証金の返還は難しいとも言われている。

現在、FX業界は100社を超える金融機関が取引を行っているといわれ、過当競争の状態にある。そのため、今後も破綻する業者はあらわれると思われる。有名な業者だから安心、とはいえないだけに、少しでも問題があると思ったら資金を引き出すようにし、FXを行う際には資金を複数の業者に分散させ、リスクを軽減するよう心がけたい。



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